自社メディアのSEO対策で「深夜手当 計算ツール」で検索順位1位・CTR61.3%を獲得

対策キーワード公開前現在
深夜手当 計算ツール圏外1位

掲載順位はGoogle Search Consoleの実測値にもとづく数値です。日々変動するため、記事後半で計測期間の平均値もあわせて公開しています。

目次

取り組みを始めた時点の状況

こちらはクライアント様の事例ではなく、弊社が自社メディアで行った検証です。始めた時点で感じていたのは次の3点でした。

検証前に見えていた3つの課題
  • 順位は維持できているのに、クリック数だけが下がっているページが出てきた
  • AI検索が回答を出し切るため、情報を伝えるだけのページは読まれずに終わる
  • AI検索対策を提案する立場として、自社で検証した数字を持っていなかった

1つ目について、少し補足させてください。

順位が下がってアクセスが減ったのであれば、原因はSEOにあります。しかし実際に起きていたのは、順位はそのままでクリック率だけが落ちるという現象でした。検索結果の上部でAIが答えを出してしまえば、ユーザーはサイトを開く必要がなくなるからです。

私たちはこれを「SEOが効かなくなった」とは捉えませんでした。AIが答えられる検索意図と、答えられない検索意図があるというだけの話です。であれば、後者を狙えばいいことになります。そこで、それを確かめるために自社メディアで実際に検証しました。

検証で行ったこと

次に、検証で行ったことをご紹介します。

1、「答え」ではなく「道具」が必要なキーワードを選んだ

「深夜手当 計算方法」で検索する人が求めているのは情報なので、AIが説明すれば目的は果たされます。一方で「深夜手当 計算ツール」で検索する人が求めているのは、自分の数字を入れて答えが出る道具そのものです。AIが仕組みを解説しても目的は果たされません。この差に張ることにしました。

2、単一機能に絞り、開いた瞬間に使える構造にした

1ページに複数の計算機能を詰め込まず、深夜手当の計算だけに絞っています。前置きの解説文を上部に置かず、ページを開いた時点ですぐ入力できる状態にしました。ツールを探している人は、読みに来たわけではないからです。

3、計算の根拠は結果の下に配置した

法的な根拠や割増率の説明は、計算結果の下に補足として置いています。上に置くと、目的にたどり着く前に離脱するためです。信頼性のための情報と、目的達成のための機能は、置く順番を分けて考える必要があります。

4、AI検索から参照される前提で構成した

見出し構成と内部リンクを整理し、AI検索が引用しやすい形で情報を配置しました。AIに要約されても、最終的にツールを使うためにはページを開く必要があるため、引用されること自体が流入につながります。

これが特に重要なポイントです。

昨今の検索エンジンでは「AIに引用される」を重視したコンテンツ設計が欠かせません。キーワードをただ詰め込むだけのSEO対策ではなく、AIがコンテンツの内容を把握でき、引用したいと思えるシンプルかつ具体性を持ち、AIもユーザーもわかりやすい文章で必要の説明を記載することが重要となっています。

結果:実測データを公開します

Google Search Console で計測した「深夜手当 計算ツール」の実測データ(2026年5月2日〜8月1日/92日間)

クリック数表示回数CTR平均掲載順位
2,6264,28161.3%1.0

この事例で注目していただきたいのは、順位ではなくCTR 61.3%です。

検索1位のクリック率は、一般的に20〜30%程度が目安とされています。61.3%はその2倍以上で、表示された回数の6割超を実際の流入に変換できている状態です。表示回数4,281回に対してクリックが2,626回。順位を取っただけで終わっていないことが、この数字に表れています。

順位が1位でも、AIが答えを出してしまう検索意図であれば、クリックは伸びません。逆に、AIが代替できない検索意図であれば、AI検索が普及するほど1位の価値は下がらないということです。

この検証から分かったこと

AI検索の時代に必要なのは、記事を増やすことでも、AIに好かれる文章を書くことでもありません。ユーザーが何を求めて検索しているのかを見極め、AIでは代替できない価値をページに置くことです。

弊社ではこうした検証を自社メディアで継続的に行い、その結果をクライアント様のサイト設計に反映しています。提案の根拠を推測ではなく実測データで持っておくためです。

検索順位は保てているのにアクセスが減っている、AI検索対策として何をすべきか分からないという方は、ぜひ一度ご相談ください。無料のサイト診断も行っておりますので、あわせてご活用ください。

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