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SEOのビッグキーワードとは?調べ方やスモール・ミドルキーワードとの違いを解説

「ビッグキーワードって何?」
「SEOにおける検索ボリュームってどれぐらいが狙いやすい?」
と悩まれていませんか?SEO対策のWEB集客を行うためには、キーワードで上位表示させることが集客アップの秘訣です。特にビッグキーワードは誰もが上位表示させたいと思うほど市場の規模も大きく、一度上位表示すれば、数多くのユーザーを自社サイトに流入させることが可能です。
本記事では、SEOにおける「ビッグキーワードとは?」について詳しく解説していきます。「スモール・ミドルキーワードとの違い」や「ビッグキーワードの調べ方」についても具体的に紹介しているのでチェックしてみてください。
SEOにおけるビッグキーワードとは?
SEOにおけるビッグキーワードとは、検索エンジンで多くのユーザーが検索する検索ボリュームが大きい単語やフレーズを指します。主に、1語または2語のシンプルな表現が多く、業界全体や広範囲な概念を表すことが特徴です。目安として、月間検索ボリュームが1万〜10万以上がビッグキーワードとされています。
- 検索ボリュームが大きい
- 競合性が高く、上位表示の難易度が高い
- ユーザーの検索意図が幅広く、具体性に欠ける
- SEO対策には時間と労力が必要
ビッグキーワードの具体例
業種・分野 | ビッグキーワードの一例 |
---|---|
健康・医療 | ダイエット、健康食品、肩こり |
IT・テクノロジー | パソコン、スマホ、AI |
ファッション | メンズファッション、スニーカー |
旅行・観光 | 海外旅行、ホテル、温泉 |
不動産 | 賃貸、マンション、住宅ローン |
教育・学習 | 英会話、資格、プログラミング |
ビッグキーワードは、各業種や分野ごとにあるのが特徴ですが、検索ボリュームが大きい反面、ユーザーの検索意図も広範囲になりやすく、具体性に欠けてしまう特性があります。
例えば、「メンズファッション」のキーワードを選択し、SEO対策で上位表示させようと考えた場合、ユーザーの検索意図としては「おすすめのメンズファッションを探している」「メンズファッションブランドを立ち上げたい」「メンズファッションコーデを知りたい」のように、1つのキーワードに対していくつものユーザーの検索意図が混ざっています。
Webサイトやコンテンツは、ペルソナを設定することでターゲットとなるユーザーを決め、コンテンツストーリーに軸を持たせますが、ビッグキーワードの場合、ユーザーの検索意図が幅広いため軸がブレやすいのが特徴です。そのため、ビッグキーワードで上位表示を狙うのは非常に難しく時間を必要とします。
ですが、ミドルキーワードやスモールキーワードからキーワードを選定することでSEOに強いWEBサイト作りが可能です。
ビッグキーワードとスモール・ミドルキーワードの違い
キーワードの種類 | 特徴 | キーワードの一例 |
---|---|---|
ビッグキーワード | 検索ボリュームが多く、競争が激しい | SEO、SEO対策 |
ミドルキーワード | ビッグとスモールの中間、検索意図が明確 | SEO 対策とは、SEO コンサル |
スモールキーワード | 検索ボリュームは少ないが、成約率が高い | SEO キーワード選定 方法 |
ビッグキーワードとミドルキーワード、スモールキーワードのそれぞれの違いは、上記の表のとおりです。
- ビッグキーワード:月間1万回以上の検索がある人気キーワード
- ミドルキーワード:月間1,000〜1万回程度の検索がある中程度のキーワード
- スモールキーワード:月間1,000回以下の検索があるニッチなキーワード
検索ボリュームが大きくなるにつれて検索意図が広範囲になっていくのが特徴で、ビッグキーワードほどSEO対策が難しく、ミドルキーワード、スモールキーワードの順でSEOの難易度も下がります。
また、スモールキーワードは検索ボリュームは少ないものの、成約率が高いのが特徴です。2語、3語以上の複合キーワードでコンテンツを作成するため、特定のターゲットに刺さる内容でコンテンツ制作を行うことができるようになります。そのため、お申し込みや商品の購入のコンバージョン獲得のためのキーワード選定は「スモールキーワード」を中心としたサイト構成が最適です。
ロングテールキーワードとの違い
ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが非常に少なく、複数の単語を組みあわせた具体的なキーワードのことを指します。
- ビッグキーワード:SEO
- ロングテールキーワード:seo 対策 会社 選び方
上記の場合、「SEO」のビッグキーワードでは、ユーザーの検索意図は曖昧で、「SEOとは?について知りたい」のか「SEO対策ができる会社を探している」のか、「SEOツールを探している」など、キーワードが1語だと具体的な内容でコンテンツを作成することが難しく、ユーザーの検索意図の的を得ることができません。
ですが、「seo 対策 会社 選び方 」のロングテールキーワードの場合、ユーザーの検索意図としては「SEO対策ができる会社の選び方やポイントを知りたい」という具体的な検索意図が明確になります。
そのため、ロングテールキーワードは、ビッグキーワードと比較すると検索ボリュームは非常に少なくなりますが、ユーザーにとって役立つコンテンツを作ることができ、高品質なコンテンツとしてGoogleから高い評価を得やすくなります。
ビッグキーワードで上位表示させるメリット
SEOにおいてビッグキーワードでの上位表示は4つのメリットがあります。
- アクセス数の大幅な増加
- コンバージョン数の向上
- ブランディング効果と認知度向上
- SEOにおける長期的な資産形成
アクセス数の大幅な増加
ビッグキーワードで上位表示させるとWebサイトのアクセス数を増大させることができることが1つ目のメリットです。
ビッグキーワードは検索ボリュームが多いため、1位から3位にランクインすると大量のアクセスをWEBサイトに集めることができます。1位表示だと、検索数の約30%のタイトルをクリックして、Webサイトに流入してきます。

上記の画像のデータの場合、Webサイトが15,600回表示されたうちの8,787回クリックされています。平均CTRは56.7%と、検索されたキーワードで半数以上のユーザーが流入してきたことがわかります。
このように、ビッグキーワードで上位表示されれば、アクセスの大幅な増加をが期待でき、商品やサービスの認知拡大にも繋がります。
コンバージョン数の向上
ビッグキーワードで上位表示することで、アクセス数が増えるだけでなく、商品の購入やサービスの利用やお問い合わせ・資料請求といったコンバージョン(CV)の獲得数も増加します。
特に、自社のビジネスと直結する関連キーワードでの上位表示の場合、専門性・権威性・信頼性・経験を活かすことができ、事業の売り上げや利益に直接貢献します。ビッグキーワードでの上位表示がコンバージョン獲得を加速させ、事業の成長に繋がります。
ブランディング効果と認知度向上
ビッグキーワードで上位表示することで、自社商品やサービスの認知拡大をすることができ、ブランディング効果が向上します。業種と関連性の高いキーワードで上位表示することができれば、ホームページだけでウェブ集客も可能です。
例えば、美容室を展開する企業が「美容室」のキーワードで上位表示した場合、美容室のキーワードは月間検索ボリューム1,500,000回です。毎月150万回検索されているうちの1%のユーザーがホームページを閲覧したとして、毎月15,000人のユーザーが商品やサービスを知ることができます。
検索ボリュームが大きければ大きいほど、上位表示した際にブランディング効果と認知度が向上しやすくなることが大きなメリットです。
SEOにおける長期的な資産形成
SEOは一度施策を終えたら終了ではなく、継続的に情報の更新や新規記事の投稿を行うことで、長期的な資産を形成することができるのがメリットです。ビッグキーワードで上位表示ができればウェブ集客力も高まるため、あらゆるジャンルや業種と関連するキーワードで上位表示させることが事業の成長に繋がります。
また、キーワードで上位表示された集客記事が増えることで、ホームページ全体のウェブ集客力もアップし、新しい施策やサービスの展開など行うことができるようになります。
ビッグキーワードで上位表示させるのが難しい理由

ビッグキーワードで上位表示させることができればWEB集客をほぼ自動で行うことができますが、ビッグキーワードで1位〜3位以上を狙うのは簡単ではありません。下記では、難しい理由3つについて解説していきます。
- 競合サイトが多く、上位表示が難しい
- 短期間で結果を出すのが難しい
- コンバージョン率が下がりやすい
競合サイトが多く、上位表示が難しい
ビッグキーワードは、ミドルキーワードやスモールキーワードと比べて、圧倒的に競合サイト・競合他社が多いことが上位表示させるのが難しい理由です。
ミドル・スモールキーワードでは、ビッグキーワードよりも競合が少なく、キーワードに対してコンテンツを投稿することで上位表示させることが一般的ですが、ビッグキーワードで上位表示させるためには、ジャンルや業種の顔となるブランディングを行うことが重要です。
例えば、パーソナルジムといえば「〇〇ジム」、ピラティスといえば「〇〇スタジオ」、トレーニングジムといえば「〇〇ジム」のように、ジャンルの顔として真っ先に思い浮かぶような企業を目指す必要があります。
また、上位表示が難しい理由として、競合サイトのSEO対策が強い場合があります。1ページ目に表示されているWebサイトのほとんどは、1ページ目に表示されるようSEO対策されています。ユーザーにとって役立つコンテンツを日々作成し、長期戦略の結果上位に表示されているため、長期的な運用が必要です。
短期間で結果を出すのが難しい
SEO対策は短期間で結果を出す施策ではなく、最低1ヶ月から3ヶ月以上の期間を必要とします。ビッグキーワードの場合は、6ヶ月から1年以上の期間が必要で、権威性・信頼性・専門性・経験があったとしても簡単に上位表示できるキーワードではありません。
ですが、長い時間をかけてビッグキーワードで上位表示させることができれば、他のコンテンツページでも上位表示をさせることができるノウハウが蓄積し、あらゆるキーワードで上位表示を目指すことができるようになります。
短期間で結果を求めるのではなく、1年以上の長期期間戦略としてSEO対策を採用することが大切です。
コンバージョン率が下がりやすい
ビッグキーワードで上位表示することができればホームページの集客力がアップするというメリットがありますが、ビッグキーワードは検索意図が幅広く、購買意欲が低いユーザーも多いのが特徴です。また、情報収集段階のユーザーや競合が多く、差別化が難しいといったデメリットがあります。
キーワードタイプ | 検索意図の明確さ | 競合の強さ | コンバージョン率 |
---|---|---|---|
ビッグキーワード | 曖昧で幅広い(情報収集中心) | 競合が多く激戦区 | 低い(0.5%~1.5%) |
スモールキーワード | 具体的で購買意欲が高い | 競合が少なく狙いやすい | 高い(5%~15%以上) |
ビッグキーワードとスモールキーワードを比較した場合、ビッグキーワードのコンバージョン率は0.5%~1.5%と低く、スモールキーワードは5%~15%と高い傾向にあります。
ただ、ビッグキーワードを狙うのではなくスモールキーワードで上位表示を狙いながら時間をかけて、ビッグキーワードで上位表示されるようなWebサイト運営が重要となってきます。
いきなりビッグキーワードで上位は難しい!スモールキーワードから対策を
SEO対策でビッグキーワードで上位表示をさせるためには長期的なサイト運営が欠かせません。いきなりビッグキーワードを狙うのではなく、スモールキーワードを中心としたSEO対策が重要です。
- スモールキーワードで検索上位が取れる記事を増やす
- ロングテールキーワードを活用する
スモールキーワードで検索上位が取れる記事を増やす
まずは、スモールキーワードで上位表示できる記事を増やすことが大切です。スモールキーワードは検索ボリュームは少ないものの、ユーザーの検索意図が明確です。悩みや課題を解決するコンテンツを作成することでコンバージョンの獲得に繋がりやすい特徴があります。
また、スモールキーワードを中心としたキーワード戦略を行うことで、効率的に集客と顧客獲得の成果を増やすことができるようになります。
ロングテールキーワードを活用する
ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが少なく、1単語ではなく2語3語以上の複数語からなるキーワードを指します。例えば、「パーソナルジム」がビッグキーワードであるのに対し、「パーソナルジム 大阪 女性 安い」のようなキーワードがロングテールキーワードです。
単語を増やすことでより検索意図が明確になり、記事内で網羅的に解説することでユーザーに役立つコンテンツを作成できます。
ロングテールキーワードを活用することで、競合が少ないニッチな市場で効率的な集客を図ることができ、SEO対策の効果を高めることができます。
ビッグキーワードで上位表示させるためのSEO対策

ビッグキーワードで上位表示をさせるためには、ただSEOコンテンツを作成するだけでは難しく、サイト構造や内部リンク対策など、テクニカルSEO対策も重要となってきます。
- 適切なサイト構造を設計する
- 内部リンクの設置と外部リンクの獲得
- 検索意図を満たす高品質なコンテンツを作成する
適切なサイト構造を設計する
ビッグキーワードで上位表示を狙うなら、Webサイト構造をわかりやすく設計することが重要です。Googleの検索結果では、クローラーと呼ばれるGoogleロボットがWebサイト内を巡回し、新しいページ・コンテンツの発見、インデックスの登録の順でランク付けされます。
そのため、GoogleのクローラーにWebサイトやコンテンツを発見してもらうための巡回ルート作りが特に大切です。
カテゴリページを親とした場合、カテゴリの詳細ページを子とすることで関連性のあるカテゴリ作りができます。カテゴリに関連する子ページを作成することで検索エンジンから評価されやすいサイト構造を設計することができます。クローラーにとってクロールしやすいWebサイト設計がSEO対策において重要なポイントです。
内部リンクの設置と外部リンク獲得
SEO対策において「内部リンク」と「外部リンク」は、検索エンジンからの評価を高め、上位表示を実現するためには欠かせない施策の1つです。
内部リンクとは、同じサイト内の関連するページ同士をリンクで繋ぐことです。関連するページを結びつけることで、ユーザーの回遊率を向上させ、Webサイト内の滞在率の向上や直帰率の低下の要因となり、サイトの評価が高まりやすくなります。
外部リンクとは、他のサイトから自社のサイトに向けられたリンク(被リンク)のことです。同業種や同ジャンルなどの関連性の高い企業から被リンクを獲得することで、自社サイトのドメイン評価が高まる可能性があります。専門性の高いコンテンツを充実させることで、他サイトで紹介されやすくなり、被リンク獲得にも繋がります。
被リンク獲得の場合、「被リンク販売や購入」や「低品質なディレクトリ登録」「過剰な相互リンク」などは、Googleのガイドライン違反でペルティの対象になるので、これらの被リンク獲得方法は絶対に行わないようにしましょう。
検索意図を満たす高品質なコンテンツを作成する
ビッグキーワードで上位表示をさせるには、ただコンテンツを作成するだけでは不十分です。ユーザーの悩みや課題を解決するコンテンツ作りが重要で、検索意図を明確にし、ユーザーが求める情報をわかりやすく提供することで、Googleから評価を得ることができます。
- ターゲットキーワードを決定
- 検索意図をリサーチ
- コンテンツ構成を設計(見出しの構築)
- 情報を網羅的に記載
- 内部リンク・外部リンクを適切に配置
- 公開後のデータ分析と改善
まずコンテンツを作成するには「ターゲットキーワード」を決定します。キーワードに対する検索意図を分析し、コンテンツのタイトルや見出しを決めます。ユーザーの悩みを解決するための情報を網羅的にわかりやすく解説することが重要です。また、必要に応じて内部リンクや外部リンクの設置も行いましょう。
コンテンツは公開して終わりではなく、公開後のSerch Console(サーチコンソール)などのツールでデータ分析や改善・リライトを行うことが大切です。
ビッグキーワードのSEO対策でよくある質問
ここでは、ビッグキーワードのSEO対策でよくある質問を紹介していきます。
ビッグキーワードで上位表示できたら、順位を維持できますか?
検索結果は常にGoogleのアルゴリズムによって決定します。ビッグキーワードで上位表示できた場合、一時的に順位を維持することは可能ですが、アルゴリズムの変更や競合他社サイトのコンテンツ改善など、あらゆる要因をもとに順位変動が起こる可能性があります。
そのため、常に最新の情報を記載したり、競合分析を行い、Webサイトの運営を徹底して行う必要があります。
ビッグキーワードを活用したSEO対策は自社でもできますか?
結論から言うと、自社でもビッグキーワードを活用したSEO対策は可能です。ただし、効果を出すためにはSEOに関する知識や経験が必須となり、継続的な改善や分析が必要になります。
自社でビッグキーワードのSEO対策を行うメリットとしては、社内にSEOノウハウが蓄積し長期的な資産になったり、広告費のコストを抑え、検索オーガニックだけでWEB集客ができるようになる、などの大きなメリットがあります。
SEO対策の費用はどれくらいかかりますか?
SEO対策の価格相場は10万円〜30万円前後が目安となっております。SEO対策を行なっているコンサルティング会社でも、得意・不得意なジャンルがあったりするので、お客様が納得する会社に依頼するのが最適です。
弊社の場合、月額8.8万円でSEO対策を行なっております。地域キーワードや地域SEOに特化したホームページ制作を行なっており、SEO対策コンサルティングやSEO記事作成代行も行なっております。オウンドメディアでGoogleからの検索だけで月間30万PVを獲得した実績のあるスタッフがいますので、気軽にご相談ください。
また、WebサイトのSEO無料診断も毎月10社限定で行なっていますのでぜひご活用ください。
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まとめ
ビッグキーワードは、検索ボリュームが多い分、成果も大きいですが競争が激しく長期的な戦略が求められます。地道な作業と分析・改善が必要なため、段階的なSEO対策に取り組んでいくことが最適です。
今回、この記事で紹介したビッグキーワードのSEO対策の方法を参考に、効果的な調査やキーワード設計をもとに、WEB集客力をアップさせていきましょう!