個人事業主の車の減価償却の計算ツール｜計算式の解説も

「個人事業主の車の減価償却ツール」は、取得価格・耐用年数・償却方法を入力するだけで毎年の減価償却費を自動計算します。確定申告や経費計上の目安として活用できます。

1.車の取得価額を入力する

購入した金額（税込 or 本体価格）を入力します。
例：200万円 → 「2000000」と入力。

2.耐用年数を選択する

国税庁の耐用年数表に基づいて選びます。
普通車 → 6年、軽自動車 → 4年 など。

3.償却方法を選択する

• 定額法 → 毎年同じ金額を償却する方法
• 定率法 → 初年度に多く、年を追うごとに減少する方法

4.使用開始年を入力する

購入して事業用に使い始めた年を入力します。

5.「計算する」ボタンを押す

各年ごとの減価償却費と残存簿価（残りの価値）が自動で一覧表示されます。

このツールで分かること

• 毎年の減価償却額（経費にできる金額）
• 年ごとの残存簿価（帳簿上の価値）
• 定額法・定率法での違い

利用シーン

• 個人事業主が確定申告で減価償却費を計算するとき
• 車を複数年にわたって経費処理したいとき
• 新しく車を購入したときに、何年でどれくらい費用計上できるか把握したいとき

注意事項

• 耐用年数は国税庁の定めに従ってください。
• 事業用割合がある場合（例：50%事業、50%プライベート）、その割合を掛けて経費に計上してください。
• このツールは目安計算用です。最終的な金額は税理士や会計ソフトで確認してください。

定額法の計算式

減価償却費 ＝ (取得価額 − 残存価額) ÷ 耐用年数

例：200万円の普通車（耐用年数6年、残存価額0円の場合）
→ 毎年 333,333円を償却

定率法の計算式

減価償却費 ＝ 期首簿価 × 償却率

例：200万円の普通車、耐用年数6年（償却率 0.3333）

• 1年目：200万円 × 0.3333 ≒ 666,667円
• 2年目：（200万 − 666,667）× 0.3333 ≒ 444,444円

以下、年を追うごとに金額は減少

事業用割合がある場合

計上額 ＝ 減価償却費 × 事業利用割合

例：車の利用割合が 70% の場合、計算結果に 0.7 を掛けた額を経費計上